中世のファクターの役割とは

中世では、ファクターというのは商品流通機構におけるミドルマンであっただけではなく、生産、販売といったあらゆる段階で必要とされた金融を供与したそうです。買主は、長期の信用販売を望んだそうです。

とくに輸出取引となると、一年以上の長い延払いが要求されたそうです。サプライヤーの方ではこのような長期の処品供給信用に応じる余裕はなかったそうです。その上、サプライヤーたちは、銀行から直接、資金を借り入れることができないという人が多かったそうです。そのため、サプライヤーはファクターに前払い金融を要請せざるを得なかったのだそうです。

ファクターというのは、サプライヤーと買主の間に介在していたそうです。

そしてサプライヤーには前払い金融、買主の方には商品供給信用というものをそれぞれ供与したそうです。ファクターというのの資金力は相当なものだったそうです。それで前払い金融や商品供給信用ができたそうです。ただ、これらのすべてを自前の資金で賄っていたかと言うとそうではないそうです。

ファクターというのは信用力が大きいそうで、イギリスの銀行や金融業者の支援を受けることができたそうです。ファクターのクライアントに対する金融というのは、常に現金交付というわけではなかったそうです。

手形の引受によるものが普通だったそうです。ファクターが引き受けた手形は支払いの確実なものということで、高度の流通力があったそうです。クライアントはこの手形を銀行やその他の金融機関で割り引いて現金化して、運転資金としたそうです。ファクターはしばしば、クライアントの在庫商品を担保にとって、それがまだ販売される前にも手形引受を行っていたそうです。

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